〜シャロングッドスタッフ2012〜Verバンギランド 感想・考察
霰組組長ずんだが2012年5月のジャパンカップで使用したパーティ。
元ネタはシャロンさんがDEXオフのために構築・使用していたもので、使用していて色々なことを考えることが出来たので、本人に許可を貰い、このパーティについて自分なりの考察をしてみることにしました。
ポケモン名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
クレセリア | サイコショック | 凍える風 | 目覚めるパワー(炎) | トリック | 拘り眼鏡 | 浮遊 |
メタグロス | コメットパンチ | バレットパンチ | 地震 | 守る | オボンの実 | クリアボディ |
ボーマンダ | 流星群 | 大文字 | 追い風 | 守る | ドラゴンジュエル | 威嚇 |
バンギラス | 噛み砕く | 岩雪崩 | けたぐり | 冷凍パンチ | 拘りスカーフ | 砂起こし |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | ストーンエッジ | 守る | 命の珠 | 砂の力 |
トリトドン | 大地の力 | 冷凍ビーム | 毒々 | 守る | 食べ残し | 呼び水 |
〜個別解説〜
・クレセリア(NN:ヘカテ―)@拘り眼鏡
207-*-140-138-150-126
控え目 H92 C248 S168(※めざ炎個体)
サイコショック/凍える風/目覚めるパワー(炎)/トリック
H 16n-1
C 眼鏡サイコショックでH252カポエラ−を確定一発
S 最速バンギラス抜き抜き
最近はそこまで珍しくもなくなってきた眼鏡クレセリア。
しかしボルトロスやギャラドスに挑発を貰うパターンは非常に多く、ある程度知られていても十分活躍できる型なのではないかと思います。
パーティの中では、眼鏡サイコショックによる削り役、凍える風によるS操作、ハッサムやナットレイの処理を担当します。
また相手のトリル始動役にトリックを打つ事も多くありました。
個人的には眼鏡サイコショックの威力の高さに惚れました。
といっても所詮クレセリアなので火力はたかがしれてるんですが、このパーティが呼びやすい水ロトムやギャラドスなど、中程度の耐久を持つポケモンを大体二発で倒せる、という絶妙な火力が非常に魅力的でしたw
ただ眼鏡なので上手く交換を読んで無理の無いよう立ち回らないとあっという間に置物と化してしまうので注意が必要。
また普通の補助クレセリアよりも耐久が無いので、慎重に扱ってあげるのがポイントになるかと思います。
・メタグロス(NN:マグネシア)@オボンの実
187-176-151-*-133-95
意地っ張り H252 A36 B4 D180 S36
コメットパンチ/バレットパンチ/地震/守る
D 控え目命の珠キングドラのハイドロポンプを最高乱数以外耐え
Dに厚く振ってある、耐久重視で安定感のあるメタグロス。
技はオーソドックスなコメバレ地震守る。
若干技の範囲が狭いので、そこは他のポケモンを使って上手くカバーする必要あり。
オボンを持っているので、結構強気に動かせたりします。
・ボーマンダ(NN:もこみち)@ドラゴンジュエル
171-*-100-178-100-152
控え目 H4 C252 S252
流星群/大文字/追い風/守る
普通の控え目ジュエルマンダ。
自由枠に追い風が入ってるのが特徴ですね。
このパーティにはS操作のギミックを持つポケモンが他にクレセリアしかいないため、役割過多になりすぎないように、という配慮でしょうか。
と言っても100戦以上戦ったジャパンカップの中で追い風を使ったのは2回だけw
追い風を絡めて上から殴っていく形を煮詰められればこのパーティはもっと強くなると思います。(要は使いこなせなかっただけ)
立ち回りに関しては、バンギラスメタグロスの苦手なトリトドンや水ロトム、相手メタグロスの処理をクレセリアと一緒に行っていきます。そこら辺を上手く処理できないうちに倒れてしまうと後半の展開が一気に辛くなるので、捨て所を常に意識して、仕事をしっかり遂行出来るように立ち回るのが重要だと思います。
・バンギラス(NN:ばんごろう)@拘りスカーフ
191-171-130-*-120-124
陽気 H124 A132 S252
岩雪崩/噛み砕く/けたぐり/冷凍パンチ
H 16n-1
A H156ラティオスを噛み砕く+天候ダメージで一発
S 最速
天候を取ってランドロスをサポートする、よりはランドロスを選出せずスタン的な選出でラティオス等のドラゴンやボルトロス、シャンデラ等の炎を上から殴って横を活かす役割を果たします。
ガブリアス対策に冷凍パンチを仕込んではいますが、殆どの場合一発では倒せないので、殴る前に他のポケモンである程度削っておくのがポイント。
先発でボーマンダと並べられないのがネックですね(特性発動順で持ち物がばれるため)
・ランドロス(NN:ホーマー)@命の珠
165-194-110-*-100-153
意地っ張り H4 A252 S252
地震/岩雪崩/ストーンエッジ/守る
見せ合いで相手のバンギラスやメタグロスを牽制する係w
氷4倍を二体選出するというのが難しく、多くの場面でボーマンダの選出が多かったため、あまり選出しない形になってしまいましたw
対バンドリ、対雨パに選出し、フィニッシャーを担当します。
地味に火力が高いので、眼鏡クレセリアと並べると対応の幅が一気に広がるのが面白かったです。
・トリトドン(NN:Peach)@食べ残し
218-*-106-121-117-61
穏やか H252 B140 C68 D36 S12
大地の力/冷凍ビーム/どくどく/守る
B A205メタグロスの思念の頭突きを2回耐え
C 187-133メタグロスを大地の力で確定2発
D C182ラティオスのジュエル流星群を確定で耐え
メタグロスの処理や雨パ、水ロトムやギャラドスの処理を担当。
しかし雨ニョロトノやサンダー、水ロトムはめざ草を持っている確率が高く、結局びくびくしながら慎重に立ち回らないといけないw
後半は雨パのナットレイやルンパッパ、カットロトムやニョロトノの草技が怖くなり、雨パ相手には選出しなくなりましたw
毒々は打点の少ない相手クレセリアや水ロトムに打つ、結構使いどころが多く良い技だと思いました。
ただ自己再生も便利で捨てがたいし、そこは使う人次第になりそうですね。
〜パーティ考察〜
見た目は砂パですが、実際はクレセグロスをメインに、スタン的な立ち回りで使うのが一番しっくりくるパーティでした。
立ち回りは、クレセリアの攻撃で相手を削り、後発のポケモンで落としていく形が理想的です。
〜基本選出〜
・対スタンパ
クレセリア ボーマンダ メタグロス バンギラス
ボーマンダで威嚇を入れながらクレセリアの攻撃回数を稼ぎ、締めを後発に任せる形。
相手はトリトドンを警戒するのであえて入れず。
早めにニョロトノを処理し天候を奪えば、ランドロスで地震打ってるだけで勝てます。
結構苦しい相手。相手の選出にもトリトドンが入ってるパターンが殆どなので、早めに上から叩いて落としていくのが大事。
ボーマンダはくるくる回して威嚇を沢山撒いていきたいですね。
基本的にはバンギやグロスで上から叩けば勝てるので、それ対策のガブリアスやランドロスなどを早めに落とす事を意識して立ち回る。
初手でトリル役に拘り眼鏡をトリック出来れば相手は次ターンに必ず引っ込むので、そこが攻撃のチャンス。
交代先のポケモンを読んでそれに合わせた攻撃が出来ればあっという間にペースを握れると思います。
と、選出について書いてみましたが、このパーティは決して作業出来るパーティでは無く、試合運びを考えながら戦わないと勝つのが難しいパーティだと思います。
このパーティを使う際は、基本選出があくまで「基本」であることを理解し、誰で誰を落とすか常に意識した選出をしましょう。
僕自身もこのパーティを回して、立ち回りについて考える力がついたと思います。
というわけで立ち回りを強化したい方、是非このパーティを使ってみましょう!